今日のyahooニュースに次のような記事がありました。

ホテルファンドに賠償請求へ=出資者に償還、元本の2割未満―高配当で注目集める

時事通信 10月10日(日)2時40分配信

 高い利回りをうたって、各地でラブホテルを運営するファンドへの投資を勧誘した東京都内の不動産関連業者が、8月に運用期限を迎えた出資者に元本の約16%しか償還できないと通知したことが9日、分かった。損失は総額30億円を超えるとみられ、一部の出資者は業者側に損害賠償を請求する準備を進めている。
 問題となっているのは、グローバル・ファイナンシャル・サポート(GFS、渋谷区)が2007年夏、1口50万円、予定利回り年8.4%で出資を募った「HOPEラスト優先出資匿名組合」。GFSのファンドは、ラブホテルを扱う点や配当率の高さに注目が集まり、経済誌などで紹介されていた。
 GFSは募集要項で、総額50億円をホテル購入などに充て、営業で出た利益から出資者に配当すると説明。3年後にはホテルを売却し、代金を償還するとしていた。
 出資者側の弁護団によると、最初の2年間は配当があったが、GFSは今年8月、「不動産市場が失速し、ホテルの評価額が約17億円にとどまった。運用期間を延長しなければ、1口8万24円しか償還できない」と通知した。
 弁護団代表の荒井哲朗弁護士は「わずか3年で大暴落したという説明には強い疑問がある」と指摘。「高配当を過度に強調した勧誘が行われ、リスクについて説明義務を果たしていない」としている。
 グローバル・ファイナンシャル・サポートの話 取材は受け付けていない。

~以上、ここまで~ 

やはりといえば、やはりですね。このファンド、マネー雑誌にも広告をけっこう出していました。以前にもモンゴルのレアメタルへの投資といったファンドをつくっている会社もありましたが、だいたい商品ファンド系で高利回りをうたっている商品は、なにかあるケースがおおいですね。

出資された方は、お気の毒としか言いようがありません。が、投資は自己責任という面があるのも事実です。このような商品にだまされることなく、しっかりと商品の是非を見極めることが必要です。しかし、牛、レアメタル、ラブホテルといろんな投資先をよく考えるものですね。しかも、商品説明がそれらしいので、投資家は厳しい目をしっかりもつ必要がありますね。(某牛へ投資する企業は、私が知る限り10年以上も前からしっかり破綻せずに続いています。我が家では、会社の決算書を送って欲しいと依頼して、返事がなかったので、投資はしなかったのですが・・・・。やはり、その程度の慎重さは欲しいものです。